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鬼姫と100秒を同じ部屋に5回閉じ込めてみた

193 :door(2):2007/01/13(土) 00:45:30 ID:6oHJxBZ4O
どれくらいその画面に見入っていただろう。少し飽きてきた。
そういえばここには時計もないらしい。
そもそもこの場所に「時間」という概念があるかどうかも謎だけど。

外に出よう。
そう思ってドアノブに手を掛けた。

ガチン。

金属質の音がした。
何度もドアノブをひねってみる。
ガタガタと音がするだけで、扉が開くことはなかった。

「そこ、鍵かかってるから」
扉の向こうから、青年の声が聞こえる。
「勝手に出歩かれたら困るって。コンマイ神からの言いつけです」
先程の声よりも幼い、少年の声がした。

コンマイ神…。
初めて聞く単語。だけど知っている。
私たちを創る、唯一絶対の存在。
生まれるも消えるも、この「神」が決める。

「あなた達は、誰…です?」
扉一枚隔てたそこにいる二人に尋ねた。
「僕はover there、君の護衛だ」
青年が応えた。明るい声だ。
「僕は…Micro finです。ゼアさんと一緒に、あなたの護衛を…」
少年が応えた。しかし最後の方は口ごもったせいか、何を言ったか聞き取れなかった。
「そうですか。私は…」

そこまで口にして、私の意識は止まった。

私は…私は…。
私は、誰?

脳の中で、きゅう、と何かが絞り出された。

「私はPurple storm…父は泉陸奥彦、母は肥塚良彦…」
ただ脳から溢れたものを、淡々と言葉にしていく。
知らないはずなのに何故か知っている。
何か、すごく…変だ。

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