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鬼姫と100秒を同じ部屋に5回閉じ込めてみた

407 :爆音で名前が聞こえません:2007/01/29(月) 11:04:39 ID:A07qLILqO
初投下。蛍と月光蝶の話



「月お姉ちゃん…」

皆が寝静まった夜。
僕は月お姉ちゃんの部屋に静かに入る。

「…?どうしたの…?」

本を呼んでいた月お姉ちゃんは僕に気が付くと、本を閉じて近付いてきた。
月お姉ちゃんの手が僕の頭を撫でる。

「怖い夢見ちゃって、眠れない…」

持っていた枕をぎゅっと抱きしめた。
それを聞いた月お姉ちゃんは

「…そっか…なら…一緒に寝る…?」

と微笑みながら言った。

「…うん!」


「月お姉ちゃん」

布団の中、寝ちゃったかな?と思いつつ僕の隣に寝ている月お姉ちゃんを呼んでみる。

「なに…?」

背を向けていた月お姉ちゃんは返事をしてこっちを向く。

「手、握ってもいい?」

ちょっと驚いた(と思う)月お姉ちゃんは少し笑って

「…うん、いいよ…」

手を僕に差し出してくれた。
僕よりも少し大きい手を軽く握る。

「…月お姉ちゃんの手、あったかい」

「そう…?蛍の手もあったかいよ…」

くすくすと笑いながらもう片方の手を握る。
月お姉ちゃんは握り返してくれた。

「えへ…おやすみなさい、月お姉ちゃん」

「うん…おやすみ…」


いつの間にか、恐怖心は消えていた。

翌日、僕が部屋に居なくてちょっとした騒ぎになったのは秘密。

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